塗膜防水と塗布防水

塗膜防水のノンスリップ加工が重要になっています。建物や施設のメンテナンスに欠かせないのが防水です。屋根や屋上が雨によって侵食され、鉄筋が露出するなどの状態になると強度に大きな問題を抱えることになり、非常に危険な状態になります。

そんなことにならないためにも、防水加工は欠かせない措置です。防水加工には多くわけて塗布加工と塗膜加工の2種類があります。塗布加工というのはシートを表面に張ることで防水加工をもたらすもので、塗膜加工というものは液剤をローラーやヘラなどで表面に塗り、膜を張るように防水加工をもたらすものです。

どちらもメリットとデメリットがありますが、さまざまなケースにより幅広く対応できる塗膜防水の方がより優れていると言われています。また、建物や施設のメンテナンスとしてもうひとつ欠かせないのがノンスリップ加工です。

これは表面がタイルや石など滑りやすい素材でできている場合、滑らないように処置を施すことです。1995年のPL法の施行により、もし施設内で事故が起こった場合、持ち主に責任が問われる可能性が起こるようになりました。また、高齢者の増加に合わせた配慮も求められる時代です。

ちょっと滑って転んだだけで取り返しのつかない事態になってしまうということも決して少なくはないのです。そのため、最近では塗膜防水のノンスリップ仕上げが増えてきています。

塗膜防水のノンスリップ仕上げ

塗膜防水のノンスリップ仕上げを行う場合は通常の塗膜防水処理に加え、ノンスリップ加工も行うので作業が増えます。通常、塗膜防水の際にはウレタン樹脂を表面に塗りますが、ノンスリップ仕上げを行う場合にはそれに加えさらにノンスリップ層を塗り重ねることで両方の効果をもたらします。あるいは、最初にノンスリップ加工を施し、その上に塗膜防水を行う方法もあるようです。

気になるのは塗膜防水のノンスリップ仕上げを行った場合、効果や耐久性がどうなるかでしょう。両方の効果が薄れてしまう、耐久性が弱くなってしまうといったことはないのか、不安に思うものです。

しかし、両方を行うことで効果が落ちるといったことはないようです。ただ、工程が複雑になるため、ただでさえ時間がかかる塗膜防水がさらに時間がかかってしまうという問題もあります。

また、塗膜防水は作業を行う者の技術が問われると言われています。ノンスリップ仕上げが加わればますますその傾向が強まることでしょう。塗膜防水のノンスリップ仕上げをしたい場合は業者、メーカーをよく選ぶ必要があるのではないでしょうか。