ステンレス鋼板市場価格は日々変動

ステンレス鋼板市場価格は日々変動します。2008年9月18日現在のステンレス鋼板市場価格(SUS304種18−8、2〜3ミリ)は、東京470(千円/トン)大阪480、名古屋480となっています。

相場

10年前のステンレス鋼板市場相場価格は今の半値で250〜270(千円/トン)、更に遡って20年前の平成元年は390〜410、昭和58年は今とほとんど同じ価格でした。

2006年から原料であるニッケルの価格高騰などの影響で、特にオーステナイト系ステンレス鋼板市場価格は、1年間で2倍以上に上昇しました。
このため、ニッケルを含まない比較的価格の安いフェライト系ステンレス鋼へ鋼種変更する需要家が増加してきています。

一般にフェライト系ステンレス鋼はSUS304に比べて耐食性に劣ると言われていますが、メーカー各社は耐食性を向上させたフェライト系ステンレス鋼を開発しており、2006年秋以降急速にその需要が高まってきています。

例として、新日鐵住金ステンレスが開発したNSSC180(旧YUS180)や、最近ではJFEスチールが開発したJFE443CTという新鋼種がSUS304代替ステンレス鋼として注目を浴びています。

日本のステンレス鋼の年間生産量は増大中

日本のステンレス鋼の年間生産量は40年前の30万トンから現在は400万トンに増大しています。この成長を支えた要因にはステンレス鋼の生産方式がクリーンで、素材は耐食性・耐久性に優れており、最小のメンテナンスで長寿命に耐えてリサイクルが可能であることが指摘されています。

ステンレス鋼はStainless Steel(さびにくい鋼)と呼ばれ、耐食性・耐久性・耐熱性に優れた金属です。

ステンレス鋼が錆びない、あるいは錆びにくいわけは、鉄に添加されるクロム(Cr)が表面に不動態皮膜(100万分の3mmの極薄の保護皮膜)をつくり耐食性が強くなるからであり、皮膜が破れても自然に皮膜が再生する利点を備えています。

鉄(Fe)にクロムを加えると腐食量が減少します。特にクロム10.5%以上になるとその効果が上がり、クロム含有量を増やすことにより更に厳しい環境条件で十分な耐食性を得ることができます。

そして、加工性や溶接性を良くするためにニッケルを添加しています。ステンレス鋼板市場価格は私たち生活者にとっても、ステンレス製システムキッチンや家庭用厨房機器、生活雑貨など、身近なものの価格に影響を及ぼすものですから気になるところです。