ステンレス鋼板の相場

ステンレス鋼板相場は、鋼材ドットコムの市況・鉄鋼にて、現在の相場がわかります。また、一般購入でのステンレス鋼板相場は日経新聞にも掲載されています。

相場

掲載されているのは一般的には18.8ステンレスでJIS規格の呼称がSUS304になります。2008年9月18日現在1トンにつき、東京470,000円、大阪480,000円、名古屋480,000円となっています。

また、日刊鉄鋼新聞掲載の過去のステンレス鋼板相場を見てみると、冷延ステンレス鋼板(SUS304種18−8、2〜3ミリ)2008年8月では東京480,000-大阪490,000円、2007年の8月では650,000-680,000円、

2006年の8月は370,000−370,000円、2005年310,000-310,000円、2004年300,000-290,000円、2003年240,000-220,000円となっています。

ステンレスは高級鋼材であり先進国型商品で中国の需要の急増などでステンレス鋼板相場も上昇しています。クロム18%ニッケル8%含有の代表品種SUS304は3年前の2倍以上、ニッケルステンレスの価格はクロムのステンレス価格の約3倍となっています。

ステンレス鋼板相場はニッケル原料の価格変化に影響

ステンレス鋼板は、鉄を主体として、クロムのみ、あるいはクロムとニッケルが10%以上添加されたものをステンレス鋼と呼んでいます。ステンレス鋼は耐食性に優れ、メッキや塗装などの後処理の必要がありません。

製鋼工程から最終工程まで厳重な品質管理ができ、材料の内部応力は均一で平坦度もきわめて良好であるので高精度加工に向いた材料です。一般的に使用されているステンレス鋼にはSUS304(オーステナイト系ステンレス鋼)のほかにSUS430(ファライト系ステンレス鋼)があります。

SUS304はSUS430に比べ耐食性と加工性に優れているので、SUS304の使用量は全ステンレス鋼の約7割に達していました。SUS304は8%ものニッケル(Ni)を含有するため、ステンレス鋼板相場はニッケル原料の価格変化に影響を受けます。

2007年のニッケルの価格は2006年1月と比較すると約3倍まで上がり、当然ステンレス市場価格も約2倍にまで上昇したのです。ニッケルを含有しないSUS430は比較的安価ではありますが、耐食性に劣るのでSUS304を代替することはできません。

しかし、最近では、高価な元素を使用せずにSUS304と同等の耐食性を有する高耐食性新ステンレス鋼が開発され、需要も増加してきています。