ダイヤフラムポンプとは

ダイヤフラムポンプというものをご存知でしょうか。機械的なエネルギーを圧力・運動エネルギーに変換させるポンプ。日常生活ではあまり見かけなくなったものの、わたしたちには身近な存在です。

そんなポンプにはいろいろな種類があります。ギアポンプやねじポンプ、ターボ形ポンプ、噴射ポンプ、水撃ポンプなどさまざまです。そんなポンプの種類の中にダイヤフラムポンプがあるのです。

ダイヤフラムポンプの「ダイヤフラム(diaphragm)」とは「横隔膜」「音を伝える振動板」といった意味があります。その名の通り、2つの物質を隔てるための隔膜のことを指しています。素材にはおもにゴム、樹脂、金属が使用されます。

ダイヤフラムポンプはピストンポンプのピストンの先にダイヤフラムを取り付けられているものを言います。これによってピストンの運動にあわせてダイヤフラムが機能するようになっています。

ピストンの往復作業には駅をポンプに吸い込む吸入工程と、吸い込んだ液を吐き出す排出工程の2つが行われます。その際、ダイヤフラムが機能することで液が機械の内部に入り込んでしまうことや、機械にある潤滑油が液に混ざってしまうといった不都合が生じないようになります。

通常のピストンポンプでは長期間液や油の進入を防ぐことが構造、仕組み、原理上できないようになっているため、ダイヤフラムを取り付けることで対処しているのです。

ダイヤフラムポンプのメリットデメリット

問題点としてはダイヤフラムが破損するともうお終い、という点と、ポンプ全体のサイズに比べてどうしても圧力や量が小さくなってしまう点が挙げられます。

そんなダイヤフラムポンプはじつに幅広い用途に使用されています。代表的なものとしては汚水処理や薬品注入が有名です。ほかにも製紙業界、陶磁器業界、セラミック業界、塗料業界など、その特性を活かしてさまざまな分野で活躍しています。

もっとも身近な例としては魚の飼育に利用されるエアポンプも挙げられます。また、近年では半導体製造やエレクトロニクス機器の世界でも利用される機会が増えています。

機能もさらに向上し、耐久性などの問題も改善されたものが登場しており今後ますます活躍する場が増えていきそうです。ダイヤフラムポンプを採用している企業、あるいは製造している企業も多く、ネット上でのその重要性をうかがい知ることができます。

わたしたちの知らないところで、あるいは身近なところで活躍しているダイヤフラムポンプ。今後も私たちの生活を便利にしてくれるために活躍し続けることでしょう。