外貨預金 米ドル固定年利をチェック
さらに退職金や保険料など今後の先行きが不透明な上、物価高など景気の動向も不安定。国民ひとりひとりが将来を見据えた資産運用を行うことが求められているのです。
そんな時代に合わせさまざまな資産運用の方法が話題を集めています。各種ファンドやFXなどはとくに注目を集める機会も多く、各金融機関もさまざまな商品を取り扱いアピールしています。
それらの資産運用方法の中に外貨預金があります。外貨預金とは文字通り資産を米ドルやユーロといった外貨で預金するものです。この外貨預金にはいくつかのメリットがあります。
まずなんといっても金利が高いこと。国内のスズメの涙にもならないような超低金利とは比較にならないような高い金利で運用している国が多く、魅力的になっています。
それから為替相場による差益もあります。単純計算として円高の時に外貨預金をしてその後円安になればその分利益が出ることになります。うまくいけば相当の利益が見込めます。
ただしそれはリスクと紙一重。逆のパターンになれば大きな損益を出す可能性もあります。為替変動によるリスクの大きさはあるものの、やはり高金利は魅力とあって資産運用に外貨預金を活用する人も増えているようです。
外貨預金 米ドル固定年利は預金総額によって異なるケースが多いです
その際、もっとも利用される外貨はやはり米ドルです。では、外貨預金の米ドル固定年利はどの程度なのでしょうか。外貨預金の米ドル固定年利は取り扱っている金融機関、市場の動向によって異なってきます。
また、外貨預金の米ドル固定年利は預金総額によって異なってくることが多く、当然預金高が高ければ高いほど金利は優遇されることになります。
外貨預金の米ドル固定年利は三井住友銀行の「パーソナル外貨預金」を例にとると預金高が10万ドル未満の場合、1.24420%。10万ドル以上の場合は1、49420%となっています。
国内の年利は普通預金で0.20%程度、大口の定期預金でも0.40程度。それに比べれば米ドルの金利がいかに高いかがわかります。
リスクや手数料など、始める前に把握しておくべき問題は多数ありますが、外貨預金は今後資産運用の有効な方法として検討の余地があるのではないでしょうか。今後さらに注目が高まっていくことが予想されます。